ある有名なクリーニング屋の外まわりの営業にたのんだら、シーツがもどってこなくなって、あれぇ？
　それで電話して、次回には前々からたまっているのをまとめて持ってきて欲しいとたのんだのでしたが、今は一枚も預かっていないと返事。えー？　どうしてぇ？　シングルとダブルのベッド用フィットシーツを布団カバーが、何組も消えてしまったのでした。
　まったくもう！　そのクリーニング屋にあいそをつかして以来転店転店。シミが落ちてないね、質が悪くなったみたい、色が変わった、またなくなっちゃった等々のトラブルに出くわす度、ここじゃだめあそこもだめそっちもだめ。
　最近おしゃれなインテリアのクリーニング屋にしています。仕事からの帰り道、クリーニング屋には見えないので気になっていた店でした。でも私、シューシューアイロンの蒸気を出しながら仕事をしている店こそよいクリーニング屋という思い込みがあって、素通りしていたのです。アイロンの蒸気シューシューの店も出した服やシーツがなくなるトラブルがあり、またそういう店だからって特別に仕上げがよいということもないのが分かり、クリーニング屋には見えないインテリアの店にしてみたのでした。ところで客になってみたらなかなか気分よいのです。だってピアノがあり、モダンなチェアが置いてあり、生花はかめにどっさり生けてあり、壁には自然の景色のビデオがはめこみの画面からながれてる。
　たとえ他人にはどうでもよいような古ぼけた服でも本人には大事だから、きちんと洗濯してもらいたい。店づくりに神経が遣ってある店は仕事にも気を遣っているような気がする今日この頃です。