8月は暑い! あたりまえだけど暑い! 都会は特にむし暑い。木陰があったとしても木陰で立ちどまって涼をとるなんてことはできません。どうしてかというと、コンクリートにおおわれた都会の地面からの反射熱は、ささやかな並木の木の陰にもよどんでいるからです。
それでできるだけ肌を露出した服を着たいのですが、乗り物や建物の中は、冷房がきいているので、長袖のカーディガンやら上衣を持って出るか、最初から長袖の服を着て外出しなければなりません。そんなこんなで都会は8月が一番過ごしにくい。
この前ある店でノースリーブ・ノーカラーの花模様のワンピースを試着してみました。似合わない服と承知の上でした。万が一似合ったりしたら、真夏が少々楽しくなるじゃないですか。それにきっと涼しいし。でも甘かったぁ。年をとってるからより醜い太い腕と、きれいな花柄の似合わないこと。今流行のカーディガンを羽織る方法もすすめられたのですが、それがまた似合わないこと。
後でしみじみ思ったことは、しわしわでふしくれだった両手だけが醜くなってるんじゃないのね。同じように腕もどこもここも年をとってるってことなのね。でも私仕事してるから手のしわ等を恥ずかしいと思ったことはないのです。しわのある手をいつも偉いなあ、よく働くなぁと思ってるから。以前は赤いマニキュアなどしてよく見せようとしてたこともありましたが、白い紙にマニキュアの色がつくので、やめました。
腕を見せない夏の服は肌ざわりのよい長袖のTシャツ。暑いときはひじまでたくしあげ、冷房で涼しい屋内ではおろす。私、夏はおしゃれしないのです。
この前なにかあった時にと、知人の丸山正さんの麻の着物を買っちゃいました。今年出番がなくても流行がないから着物は安心。