おしゃれは大事よ
暑い時はなに持つ? なに履く?


 今日も暑いなあ。きっと明日も暑いにきまってるのです。夏が暑いのはあたりまえですが、体は慣れてはくれません。ついクーラーをつけてしまいます。でもまっ昼間外出せねばならない日もあって、さぁて何を着ればいいのか、困ってしまいますよねぇ。
 白い日傘をさした背の高い人が歩いているのを見ました。濃紺の丈の長いシンプルなワンピースに黒革のサンダル。髪はくるっと無雑作なアップスタイル。日焼けした顔や腕がとても感じよい。あんなふうにさりげなくて恰好よいのは、センスのよさもさることながら体型もよいからで、誰でもがあんなふうには装えないと、うらやましくて観察したのでした。
 体型に関係なく暑い時にはすっきり見えるおしゃれが一番です。厚化粧して髪をたらしてごちゃごちゃしたプリント地のふわふわした服などで目の前をひらひらされたら不快です。おしゃれするのは他人の目にいかに自分がすてきに見えるかなんです。とりあえず暑苦しく見えないをこころがけること。
 夏に限らないことですけど、自分のスタイルがはっきりしてなく、おしゃれに自信のないごく普通の40歳以上の大人は、バッグと靴を特別によいものにするだけで、ずいぶんすてきになれますの。よいものを選ぶ目がなかったら、高級ブランドもの(無地)にするのも方法です。
 一般には靴やバッグは二の次になりがちで、皆さんまず化粧で次がヘアスタイルでそれから服でしょ。そしておしゃれの仕上げとしてアクセサリーの類をつけて自己満足していらっしゃる。靴やバッグに神経遣わないですてきに見えるわけがありませんのに。
 濃紺の丈の長いシンプル服の人の後ろ姿チラッと見たのでしたが、きちっとした黒の革のハンドバッグでした。やっぱりなのでした。

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