おしゃれは大事よ
第65話 挑戦て好きです



 以前ヘアスタイルを少々変えたいと書きましたが、いよいよ切ってもらうことにしました。美人の友達のギザギザカットをすてきといったら、紹介してくれたヘアドレッサーにです。このところ忙しかったので伸び放題の様でしたからかえって新しいスタイルにはしやすいと思っていました。その日私の前で切ってもらっている女性の後ろ髪はとってもよい感じでした。期待に胸ワクワク。
 さぁて、後ろ髪からカットです。見えないけど短いみたい? やがてサイドのカットです。アララ短い、思っていたのと違う。カットの後でストレートパーマをかけました。3時間後、鏡の中の私はほとんどカッパ。オがつけばオカッパだけど(あれ? オカッパってカッパに由来する? ま、このことはさておき)オぬけのただのカッパなのです。
 はっきりいえばすてきからもよい感じからもうーんと遠いのです。あんまりにも似合ってなかったからかヘアドレッサーは、後ろから見るとAさん(美人の友達)にそっくりね、なんて。この言葉をAさんが聞いたらどんなに嫌な思いをするかしら。
 さて夫は私の髪を見てしばらく無言。やがて具体的に何みたいとはいわないけど、すっごくおかしいからもうその髪にしない方がいいね、といいました。
 それで私、手鏡手にして横から後ろからよくよく研究。カッパヘアとどうつき合うか研究。衿足の内側の髪をドライヤーであげるようにくせをつけ、前髪(もとのようにまっすぐ切りそろえられていた)の上の方だけボリュームをつけてみました。
 1週間後、Aさんやいい感じの人のとはまったく別のスタイルになりました。ヘアスタイルも着るものと同じです。
 自分に合うように工夫が大事。これでいいのだっ!

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