おしゃれは大事よ
第66話 ものをたくさん持ちたくない気分



 近頃服やものを買い控えています。景気が悪いからだけじゃなく、ものをたくさん持っていることが楽しくないのです。いるものだけ、使うものだけでいい、すっきりさっぱり暮らしたい、と思うようになりました。でも実際はごちゃごちゃともの持ちの方。
 今年も友人からガレッジセール(そこのはスワップミートというんだけど)に参加の誘いがありました。私は去年初めて出店して、少々服を減らし気分よかったので、今年も参加しました。
 去年は見切りをつけられなかったコートや、ちょっと惜しくて出せなかったジャケットも出しました。かなり張り切って出店したのに、友人が買ってくれたぐらいであまり売れませんでした。通りがかりに入ってくるお客さんの年齢が若すぎたからか、年上の人は古着に興味がなかったからか。
 またこの秋冬はウエスタンブーツが恰好よいと思っていた私。昔買ってはいた(今は太ってはけない)ウエスタンブーツ、由緒正しいブランドもののトニーラマのを出したのでしたが、手にとって見てくれるのは友人だけ。
 売れ残りのコンディションのよいコート類は友人が自宅でガレージセールをする時売ってくれることになり、ようやっと今年も手持ちの服が少々減りました。気持ちいいこと!!
 今着る服はハンガーにかけてクロゼットにつるしています。その中に昔買ったチャイナボタンつきの上衣があります。去年まではあんなに好きだったのに今年はぜんぜん着たくありません。そろそろ見切り時。でも洗いすぎてみすぼらしく人にゆずれません。前はこういう服をまたいつか着るからととっておいていたのでした。そういう服、2度と着ませんでした。
 すっきりさっぱりものを少なくして生活できるのはいつになることやら。

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