生きかた上手はおしゃれ上手

　日本は四季がはっきりしていますから、着るものの色や素材にこだわりを持ってきました。五月は袷を着るが六月は衣替え。すける絽や紗は七月八月のもの。季節の草花の着物はその時期に着る。等々。冬でも暖房のきいた部屋の中でTシャツ一枚という文化が入ってきて、様子が違ってきました。けれど、木々が緑になり、風がやわらかくなると、やっぱり自然に合った服装をしたくなります。

(本文より抜粋のため、以下省略)