中央公論社 1998年4月発売
講談社文庫 2003年3月発売
ニット製の服は動きやすいし着心地がよいので、今は外出着として普及していますが、シャネルが初めてニットの服をつくった時は、女性服の革命でした。まだコルセットとデコラティブな服の時代でしたから、女性の生き方にも影響をあたえたのです。 ここ数年、ニット地を裁断して縫うカットソーという服が出て、ニット素材の服の形に巾が出てきました。 ワンピースもカットソーだと、ニッティングのものより形がくずれなく、布のものより着心地がよいのです。
(本文より抜粋のため、以下省略)