ブロンズ新社 |
『百まいのきもの』という絵本をもらいました。いつもそまつな青い服を着ている貧しい家の子が、わたしは100枚きもの(服)を持ってるというのです。同級生の女の子達はその子をからかうのが日課でした。学校では図画のコンクールにきもののスタイルをくふうした絵を描くことになりました。でもその子はずーと学校を休んでいます。からかったので学校に来なくなったのかもしれないと心配する女の子もいます。やがてコンクール発表の日がきました。1等賞をとったのは、100枚のきものを持っているといっていた子の100枚のきものの絵だったのです。でもその子は別の町に引っ越してしまい、再び学校には来ませんでした・・・・・・というようなお話でした。
(本文より抜粋のため、以下省略)