革靴より気軽でスニーカーよりきちんと感があり、大人がおしゃれに履ける革の紐靴があったらいいなぁという思いからつくったのが『ホバークラフトソールの紐靴』。『ホバークラフト』とは、水陸両用の乗り物(一般呼称:エアクッション艇)の商標で、新作のソール(靴底)にはドライビングシューズで有名なイタリアゴムス社製の『ホバークラフトソール』を使用しています。サイズはS(約22.5〜23㎝)、M(約23.5〜24㎝)、L(24.5〜25㎝)の3サイズ。イオグラフィックのスタッフが履いてみて、履き心地の特徴をご紹介いたします。お買い物のご参考に、ご覧ください。
細身に見えるこの靴が、履いてみると意外とゆったりしていると感じるのは、つま先部分の高さにあります。高さがあることで空間ができ、指が圧迫されず当たりも軽減されます。
革靴は足に馴染むまで、かかとが靴擦れする場合がありますが、この靴はかかとの履き口にクッションが入っていて、とても当たりが柔らかいつくりになっています。
つま先に捨て寸(空間)があっても足が前後に滑りにくいように、靴の中底のつま先部分にはスウェード素材が使われています。
カジュアルにデニムと赤い靴下を合わせました。
大人っぽい黒のワイドパンツとあわせると、きちんとしたスタイルに。
今回、靴屋さんに新作の靴をつくってもらうことになり担当したのは
。以前『KISSA』で靴に携わる仕事をしていたこともあり、今までたくさんの靴に触れてきました。最初に、
からこの靴の特徴と履いてみた感想を聞きました。
(60代:足のサイズ22㎝/Sサイズ試着)
私の足の形だと、ほとんどの革靴は小指が当たり、一日履いていると夕方には痛くなるのが悩みでした。この靴は、見た目はつま先が細いけれど革の当たりがやわらかく、立ち仕事で一日履いていても全然痛くなりませんでした。素材のやわらかさもありますが、アッパー(足の甲を覆う部分)の指の部分に高さがあることがこの履き心地の良さの一つです。高さがある分、指を圧迫せず多少分厚い靴下も履けると思います。ゆとりがあっても、中で足全体が動いてしまうと履き心地が悪いのですが、この靴は履き口とかかと内部のクッションで包み込むように固定され、かかとが靴にピタッと合い歩きやすいと思いました。
今まで普段はスニーカーが楽ちんだと思って、実寸より大きい22.5か23㎝の紐をぎゅっと締めて履いていましたが、この靴と比べるとやっぱり自分のサイズより大きい分、フィットしていなかったんだと実感し、フィットすると革素材でもこんなに気持ち良く履けるということに驚きました。
見た目も、アッパーはオールレザーでフォーマルな内羽根スタイルなので、ソールが合成ゴムでもきちんとした革靴の印象がありおすすめです。また、このソールは貼り替えが可能で、いい革靴のようにお手入れをしながら長く大切に履いていただけます。
続いて、イオグラフィックのスタッフが試着した感想をお伝えします。
(50代:足のサイズ22.5/Sサイズ試着)
つま先が細身で捨て寸(つま先と靴の空間)があるので、いつもの靴より大きいかなと思ったのですが、土踏まずとタン(甲の内側)にあるクッションが足を包むようにフィットし、つま先の空間は気になりませんでした。また、革靴は物によっては、甲に履きジワができますが、この靴はシワができにくいようになめし加工をした革を使っているので、きれいな状態で長く履けるのがいいですね。
(50代:足のサイズ23.5/Mサイズ試着)
スポーツメーカーのスニーカーは24㎝を履くことが多いのですが、この靴はM(約23.5~24)サイズが合いました。この履き心地なら、今日はよく歩くという日も安心で、また革靴のきちんと感がありちょっとおしゃれをしてレストランに行くのにも履いていけるので、旅行にもいいなぁと思いました。履き心地が大事ですが、カジュアルからおでかけまで幅広いスタイルに合わせられる大人っぽいつくりもこの靴のうれしいところです。
(50代:足のサイズ22.5/Sサイズ試着)
革靴や、スニーカーでも底がかたいものは、反り返りが良くないので長時間履いていると疲れてしまうのですが、このソールは歩いた時の反りが良くグリップ(地面をつかむ)力があるので疲れにくいと感じました。滑りにくくドライブの時にも安心ですね。履いてみて特にいいなぁと思ったのは、履き口のかかと部分のやわらかさとホールド感です。私は足が小さく、靴の中で前後に動いてしまうことが多いのですが、この靴は紐をしっかり締めれば甲とかかとが密着し、さらに中底のつま先部分が滑りにくい素材になっているので、つま先に空間があっても前後に動きにくく歩きやすいと思いました。
(30代:足のサイズ23㎝/Mサイズ試着)
見た目のバランスがいいので、いつも靴は実寸より大きい23.5㎝を選ぶのですが、大きい分どうしてもフィット感がなくそれは仕方がないと思っていました。でも、この靴はつま先が余っていても紐をしっかり締めると、かかとと甲が固定されて、実寸より大きくても気にならない足にフィットする履き心地に驚きました。
(40代:足のサイズ25㎝/Lサイズ試着)
実寸は25㎝ですが、捨て寸のある靴やスニーカーは24.5㎝を履いています。この靴はLサイズでもつま先が余るくらいです。私はくるぶしが低い位置にあるためか、靴によっては履き口がくるぶしに当たって痛いのですが、この靴も右足は少し当たります。当たりが少しなら、中敷きを入れると解消されると聞いて、それなら履いてみたいと思いました。また、よく自転車に乗るので滑りにくいこのソールはペダルを漕ぐのにも安全そうです。
(70代:足のサイズ22㎝/Sサイズ試着)
私は足がむちっとしていて履けない靴が多く、この靴も見た目が細いから自分には合わないと思ったのですが、履いてみると全然窮屈じゃなくびっくりしました。革靴なのに軽いのもいいです。見た目が良くても足に合わないとやっぱり履く機会が減ります。今まで足に悩みがあった方にも、このシンプルで履き心地が良い靴をぜひ試してもらいたいです。
スタッフの感想をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。足のかたちは人それぞれですが、イオグラフィックのスタッフは全員履き心地が良いと感じました。シンプルな革靴をお探しの方にも、履き心地の良い靴をお探しの方にもおすすめできる『ホバークラフトソールの紐靴』を、ぜひお試しください。
※『ホバークラフトソールの紐靴』は
イオショップ&ギャラリー(東京)と
イオプラス(京都)では発売中。ネットショップは2月下旬頃発売予定です。
※最初に革靴用の栄養クリームを施すと、汚れや多少の雨を防ぐ効果があります。長く履いていただくためには、同じ靴を毎日は履かず休みをとることをおすすめします。また、ソールは貼り替え可能なので、お手入れをしながら長く大切に履いていただけます。(ソールの貼り替え代¥8,000+税*2020年2月現在)