リアルファー(本物の毛皮)が、'98年のコレクションで復活と聞きました。動物愛護や保護を考えて、このところフェイクファー(イミテーションファーともいう。毛皮に似せて作った布)しか使わないと、この業界を私甘く見ていました。デモ、ヤッパシナノダァ。
ずいぶん昔、アースカラーなる流行があった時代、ナチュラル素材(木綿100%やウール100%)がファッショナブルともてはやされました。それで知人のOさんに、体にここちよい選択をする時代になったのねぇ、ファッション業界も心あるのねぇといったのでした。そしたらOさんは、この業界、目新しければなんでも売りにするのさ、とにべもなかった。
数年して、ナチュラル素材が面白くなくなると、レーヨン、ポリエステル、ナイロン等がファッションになりました。もちろん化学繊維の質の向上もあってのことですが。その延長にフェイクファーはあったのですが。
さてリアルファーに関しては私受け入れられませんから、ヤッパシといってすましたくありません。これで密猟者が増えるかもしれないじゃないですか。イケナイデス!
買う人間がいるから売る人間がいる。近頃の中高生の売春、買う男も罰せられると聞いております。それと同様、せめて密猟でしか手に入らない毛皮の服は、作る側、売る側、着る人を、密猟者同様罰するべきです。そうしなければ動物保護なんて絵空事でしかないじゃあありませんか。
夏に捨て兎を拾ったのです。秋になったら太ってきました。なでなでしてる時に、オマエオイシソウニナッテキタネといったのです。そしたら兎ピョーンとはねて部屋のすみに逃げましたのよ。もーちろん私冗談で、兎の方も偶然と思う。
人間に備わった知恵、どう使いますか?