寒くなると下ばきの長パンツをはきます。色気のない話ですが、ここ10年、45歳あたりから必需品です。
最初はひざ上20センチぐらいのをはいていました。そのうちそれではひざの上あたりが寒く、そこもおおう長さにしました。次にひざ下10センチのものを加え、うーんと寒い日はそれをズボン下として重宝してきました。
昨年S出版社のMさんが、その手の下着なら(故)ダイアナ妃もご愛用らしいDというメーカーのがすぐれているわよ、とサッとスカートをめくって、ストッキングの上にはいていらっしゃったひざ上20センチ丈のパンツを、見せてくださった。レース模様の白のニットパンツは、ハッとする程女らしくて、私の持っている肌色のポリエステル地のオバンくさいのとは違ってた。
寒いニューヨークに行くことにしてたので、すぐ直販店(基本的にはカタログ販売のよう)をさがし買い求めたのでした。
それを今年も出してはいてます。この前足首までのをはいて出かけました。その日は暖かで、暑すぎてのぼせて鼻血を出しちゃった。たしかに暖かい下着ではあるのですが、静電気はおきるし、素材の表面がすべすべしてないから、上にはいたパンツのシルエットがもったりする。決して満足しているわけではないけれど、とにかく1月2月はあれがあるだけで安心。ほんとこの年になると恰好より暖かいが一番。
前回うちの兎が太った話をしましたが、秋に太るのは冬の野山にえさが少なくなるから体にたくわえるようになってるんだと思う。海女の人達は冷たい海にもぐるから皮下脂肪が厚くなるんですよね。
冬でも食べものに困らず、暖かな下着も調えているというのに、私は冬になると太るのです。何故なんでしょうか。