某デパートの店長さん(男性)は、超おしゃれだそうで、当然というか、だからというか、商品選びにもかなり力が入ってるのだそうです。なかなかよいこだわりの店なのだそうです。今どきそんなデパートあるわけないと思うでしょ。どこもここも売れればいいだけで、どこもここも同じような内容で、だから得するカート(ポイントや割引き)を持ってる店で買物してる人が多い。私だってそうだもの。某デパートに行ってみなくっちゃ。
昔の話をしてもしょうがないけど、昔はデパートは自分とこらしさをきちんと出してたから、好みのデパートに行くのはとても楽しかったのでした。それだから何時間もデパートの中をウロウロしていられたのでした。
当時のセンスのよいデパートは店長さんが優秀できっとおしゃれでセンスのよい人だったのでしょう。
恰好よい仕事をしている人はやっぱりおしゃれです。私の業界だってそう。デザイナーも編集長も仕事を見ればその人の好みの服も見えるし生活も見える。ほんとうです。逆に着てる服のセンスを見ればその人の仕事のセンスも見える。このことは価値観によるからなのです。
最近某(前出のデパートとは違う)広告の仕事をしていますが、打ち合わせにみえる方がおしゃれなんです。靴だってひもをといてぬいであがって、ひもをゆるめてはいてひもを結ばれる。その人がつくった私の絵を使ったポスターの仕上がりは、私の原画の数倍見栄えがするし感じがよいのです。やーっぱしなのです。
デパートの話にもどりますが、センスがよいこだわりの商品を売るデパートが必ずしも売上げがよいわけではないみたい。どこもここも同じ内容なのは、買う客のほとんどがそれでいいからなのですね。