仕事で地方に行きました。めったにないことですが、旅行することもめったにないので、仕事だけれど新幹線に乗れば旅行気分。あのスルスルスルとすべり出すような走り始めが、なんとも好きです。東京駅から品川駅あたりまでの窓の外の景色は、一応東京住まいの私の居住地感覚となっているから、スルスルスルと後ろになってくのを見てると、旅に出るんだなぁと、うれしくて胸躍るのです。
さて、日頃机の前にへばりついて過ごしておりますので、電車に乗ったり降りたりするそれだけで、面白く目にとまることが多かった。日差しが強くなったせいもあるけど、人の顔がくっきりはっきり見えたのもそのひとつ。ところが、男、女、年とってる、若い人の顔を、じろじろ(仕事柄つい)見ているうち、ちょっと変と思ってしまったことがあったのでした。
ほとんどの女性は化粧をしてますでしょ。あれ、自分をよく見せるつもりでしているのですよね(私も目のふちと眉と唇に色をほどこさないと恥ずかしくて外歩きできません)。
日本人は肌に色がついてますが、より白い方がきれいと思っていますから、肌より白めのファンデーションをぬり、眉を整え唇を赤くしてる人が多い。
でも素肌の男達の顔にまざった女性達の化粧顔はきれいに見えなかった。とても不自然でおかしく見えた。どうしてだろう。このことは地方都市で感じたことで、その地方の人はきれいに見せるをストレートにやってしまう(結果としてやりすぎてしまう)からだったのかも知れません。
紫外線が強くなる季節です。そろそろファンデーションをぬらないとシワシミができるんだそうです。化粧は地をかくすこと以外に守ることもできるらしいのです。自然に見えるぬり方ってあるんでしょうか。