「太ったっていってたけど、ぜんぜーん太ってないじゃない」といったら友達は「そう見えない努力してるもの」といいました。服選びと着こなしでかくせるぐらいなら、太ってるとはいえないと思うけど、友達は医者からやせないと体に悪いといわれてるぐらい太ってるんだといいました。そして見えない努力は出来ても、やせる努力は、すごーくむつかしいというのです。ウンウンと私。近頃見せない努力もむなしく、もっこりむっちりがはみ出してる私は、毎朝鏡の前で冷汗脂汗かいてる。
　中高年になると食べなくても太るという人がいますが、私の場合ビールやワインを飲んだり、カロリーの高い食事をしたり、遅くに夕食をしたりが原因なのです。はっきりいって飲み食いを減らせばやせられる。反省。
　「私、何着ても似合わない」と別の友達にいったら「そんなことないよ」とやさしくいってくれるから「ううん、小さいし太ってるしそのうえ顔が大きいし、脚も太くて短いし、服が似合うわけがない」とぶちまけたのです。そしたら友達「だから努力するじゃない。だからおしゃれがうまくなるんだよ」となぐさめてくれたのです。
　おしゃれは自分の欠点をどうカバーするかもひとつなのだけど、私の場合の太ってるは努力しだいで解決する欠点でした。重ねて反省。
　もうひとり別の友達が「オオハシサンの自分を描いた絵、変だよ。オオハシサンもっといいよ。自分のこと変に描いたらいけないと思うよ」そんな風にいってもらえるなんて思ってもみなかった私。「ううん、そんなことないよ、私変だもん」とどぎまぎ。友達の温かな言葉を数日反復しました。
　私、自分に甘えちゃってるねぇ。
　薄着の季節。よい友達はおしゃれのささえです。