100種類以上の靴下が揃います。
「アンティパストの靴下展」は東京・京都ともに2度目の開催となります。幅広い年齢層のおしゃれな女性たちが注目し、毎シーズンわくわくさせてくれる靴下。それらを一堂に見られる機会がほとんどないこともあり、前回はたくさんの方にご来場いただきました。
今回も新作を中心に、100種類以上の靴下を揃えていますが、やはり色や柄に見入ってしまいました。色は組み合わされることで魅力を増し、柄はかわいらしく、品がよく、緻密。そんなアンティパストの靴下ははいてみると実力を発揮します。
靴とパンツのあいだの数㎝にちょっとのぞかせるだけでいつもの装いがぐんと新鮮に感じられます。柄ものの服に柄ものの靴下、という難易度が高いコーディネートも「あら、だいじょうぶだ!」となにかをぴょんと飛び越えたような気持ちにさせてくれます。でもそれができるのはセンスと計算を兼ね備えたアンティパストの靴下だからこそ、なのです。
きっかけは紳士物の靴下
アンティパストは高校の同級生だったジヌシジュンコさんとカトウキョウコさんが1991年に立ち上げたブランド。ともにファッションメーカーのテキスタイルデザイナーとして仕事をしていくなかで紳士物の靴下の編み込み柄に出会ったのがきっかけでした。
靴下のワンポイントのモノグラムやマークはよく見るととても小さな編み目で緻密に描きだされています。それを編み出すハイゲージ(細かな編み目)の編み機を使い、それまでなかった総柄のレディースの靴下をつくってみたいと思ったそう。
編み機の機能としては可能だけれど、柄を描きだすということは編む糸をつなぎ変えること。履き心地にも影響してくるし、技術も要ります。それをクリアしてくれたのが、長年紳士物の靴下を編んできた工場の、研究熱心な社長さんでした。
今でもふたりは毎シーズン工場まで出向き、自分たちのデザインした靴下の制作工程に立ち会っています。
服を素敵に着こなし、
おしゃれを刺激する。
おしゃれが大好きというふたりは、靴下を単体としてではなく、その時々のファッションの中でとらえています。「洋服をより素敵に着こなし、おしゃれの楽しみを刺激する前菜のような存在でありたい」そして「アンチ-past」。未来に向かってものづくりをしていきたい。アンティパストというブランド名にはそんな想いが込められているそう。
アンティパストについては
特集「元気が出る靴下」でもご紹介しています。ご覧いただければ幸いとして、お話はこれぐらいにして、今週来週の特集では今シーズンの靴下をとにかくたくさんご覧いただこうと思います。みなさまより一足先に見させてもらったこの特集担当も今からどれにしようか迷っています。
※表示した価格はすべて税抜きとなります。また数量限定で、補充のできないものもございます。ご了承くださいますようお願い申し上げます。