夏だから枝豆
「ほぼ日」さんでは2011年から扇子をつくっていて、今年も夏に向けて14種類が勢揃い。大橋はそのひとつを担当させていただいたのです。
扇子には「えだまめパーティー」という名前をつけました。枝豆たちがあちこちからいっぱい集まってきてパーティーをしている、そんなちょっとゆかいな絵柄なのです。
「デザインの発想はとても単純なんです。夏といえば枝豆がおいしい。自分の好きな手法がいい。そして、なんでもないものをつくりたい」(大橋)。
枝豆は生の本物を買ってきて、それを見ながら原画を描いて工作用の折り紙にトレース。はさみでチョキチョキ切ったものを扇型の紙に貼っていきました。「切り紙はテクニックがなくとも根気があればできるから」自分にあっていると大橋。パターンの繰り返しや、散らすのも好きなので、
ポストカードもずっとこの手法でつくり続けています。でも枝豆はちょっとむつかしかったそう。
「切り紙はあんまりリアルになっても気持ち悪い。おりこうさんにならないほうがおもしろいんです。でも本物の枝豆ってへんな絵よりへんな形をしている。いろんな形があるのでどう切っても本物に似てきちゃう」。