特集吉良ゆりなさんの『オブジュエリー展』

　明後日21日（木曜）から始まる吉良ゆりなさんの『オブジュエリー展』。第2話では今回展示するブローチやピアスの、ごく一部ですがご紹介いたします。第1話でご覧いただいたのは、黒とミラーのシックな色あいのブローチ。でも吉良さんはくっきり元気な赤や青、黄色などの色も大好きでいろいろつくっておいでです。

『オブジュエリー』シリーズより

　『オブジュエリー』は四辺形やまるなどの幾何形体で構成されたブローチです。タモ、チーク、ボコテ、ゼブラウッドといった天然木にアクリル版や塩化ビニール、アルミなど人工素材をカットし研磨して重ねてあります。基本１点ものとなりますが、何点かはお時間をいただきおつくりすることもできます。

四角いアクリルミラーから赤いドットが軽やかにはみ出しています。無地のカットソーに似合うのはもちろんですが、ドットのシャツをあわせると楽しさ倍増！約5×6cm　¥16,000
クールな色使い。木に厚みを持たせ、四角とまるをぎゅっと寄せ、ミラーの側面を斜めにカットして磨くことで重厚感も。でもとても軽いのです。約5×6cm　¥27,000

四辺形のみで構成されたシンプルなデザインは見ていて飽きません。Tシャツの胸元につけてみたい。
約3.6×3.6cm　¥13,000
薄めのまるがひとつと厚めの長四辺形がひとつ。ミラーは服を映して色あいがかわります。A. 製品染めジャケットと。襟の端に置くと動きが出てよさそう。約4×5cm　¥14,000

これは何だろう？いろいろに想像がふくらみます。柔らかなタモの木肌とからりとした塩化ビニールの発色が胸元を明るくしてくれます。襟付きプルオーバー（白）に。約5×6.5cm　¥17,000
第1話で吉良さんがつけていらしたブローチです。ブルーと赤のアクリル板とアクリルミラー。斜めのラインがモダンな印象。
約4.5×6cm　¥26,000

『KI』シリーズより

　『オブジュエリー』に比べると小ぶりなブローチやピアスを中心としたシリーズで、服にあわせやすく男性にもピンバッジ感覚でつけていただけます。定番アイテムとしておつくりしていますが、どれも吉良さんがひとつひとつ手を尽くしていることにかわりはありません。お好きなものを複数えらんで、ひとつだけ、ふたつ並べてと遊ぶのもよさそうです。

木の板に赤い塩ビとグレーのアクリルを重ねています。色あいもハートのかたちも甘くなくておしゃれ。
約1.7×2cm　¥6,400
吉良さんが「だるま」と名付けているブローチ。縦でも横でも斜めにしても。約2×4cm　上：¥6,800、下：¥6,000
しゅっとした1本の棒。とてもきれいです。後ろ2カ所に金具がついていて位置が固定できます。
約1×7cm　¥9,000

左：チークの板にアルミを重ねたちょっとハードな印象の「バツ」。赤とシルバーの2色。約2.5×2.5cm　各¥7,000
右：平行四辺形の立体には立方体や直方体にはない浮遊感があります。木の厚さとアクリルの薄さのコントラストも印象的。
約1.8×2.5cm　各¥5,000

左：まる、四角、ドーナツ、しずく…アクリル板を重ね合わせたピアスはひとつずつお売りしています。各¥4,000～
右：木とアクリルミラーを使ったピアス。こちらもひとつずつ販売。
各¥4,800～

※吉良ゆりなさんは4/21（木）、23（土）、24（日）、26（火）在廊の予定です。
※素材のアクリル板やアクリルミラーは繊細な素材です。ご覧いただく際、お取り扱いにご注意いただくこともあります。ご了承ください。
※一部商品は会期終了後のお渡しになり、受注制作の場合は3ヶ月以上お時間をいただきます。予めご了承ください。
※価格は税抜きで表示しています。

取材：田中真理子