Bのような形もオレンジとグレーの二層の色合いも特別なボタンは、たまたま用事で寄ったプラハの照明器具屋さんの片隅で埃に埋もれていたものだそう。店のおじさんに譲ってもらい、黒、グレー、オレンジのビーズと一緒にチョーカーになって日本にやってきました。
明後日11/30(木曜日)から始まる「shinoさんのチョーカー展」に先がけ、展示するチョーカーをご紹介している今回の特集。第2話で最初にご覧いただくのは、ちょっとユニークなタイプです。
クセがあるというか、個性的というか、大胆というか、きっぱりとして大人っぽい。つけると胸元がかっこよく決まるチョーカーがずらり。使っているボタンそれ自体の魅力もさることながら、ひとつひとつのチョーカーの色のコンビネーション、そしてビーズとボタンから生まれる楽しい動きが印象的です。なかには大橋がすごーく欲しいと思っているのもあるのですが、初日はがまんすると言っています(笑)。
特集の最後には、shinoさんご自身が3つのタイプのチョーカーをつけた写真も掲載、チョーカーを選ぶときの参考にしていただければ幸いです。
(左)今回はボタンに沿ってジグザグうねりを描くチョーカーが何本か登場。立体感があり、つけると映えます。
(右)ひまわりのガラスのボタンは、スモーキーなビーズと組み合わせて。少し長いタイプです。
(左)オレンジと青が鮮やかなチョーカー。「黒のニットに似合うと思います」とshinoさん。
(右)木彫りのようなボタンはプレスガラス。左もこれもチョーカーが2本に分かれていて、それぞれのしっぽが胸元で跳ねます。
(左)ミルクティー色の小さなボタンが生きるよう、ビーズを配色しています。これもチョーカーの先端がくるっ。
(右)1個ではなく2個連ねることでぐんとボタンが印象的に。グレー、グリーンの静かなコンビネーションにもうっとり。
(左)直径5cmと大きな黒いボタン。表面に開いた穴にひとつずつ違うビーズを通しました。電子部品みたいです。
(右)ブローチのような存在感のあるチョーカー。ビーズの赤のグラデーションも楽しい。
「shinoこんなの見つけたよ」と友人が探してきてくれたボタンは木に樹脂加工でとても軽い。絵柄のイメージに合わせ、シックなビーズを選んでいます。
(左)70年代のオランダのボタンの、モダンかつどこかレトロな世界をそのままチョーカーに。
(右)展示会でいつも人気の黒のビーズのチョーカーも、今回はボタンがあってこその色使いです。
(左)マットでシンプルな白いボタンからシャワーのようにビーズが流れ出ています。先端に光るビーズが一粒ずつ。
(右)留め具にボタンを使っています。くす玉のようなビーズはそのまま前に垂らしたり、横に持ってきたり。ちょっとしたアレンジで表情が変わります。
(左)ボタンシリーズの最後に、クリスマススペシャルをご覧ください。雪だるまやツリーのボタンがちりばめられています。
(右)ひとつつけてみました。雪色のビーズにリース、冬の空色のビーズに雪の結晶。かわいさ満載。でもちゃんと大人のチョーカーです。
(左)長いネックレスタイプは一重ですとんと垂らしたり、二重にしたり、先をくるっと結んだりアレンジが楽しい。
(右)こちらもロングサイズです。長いぶん色をたくさん使って遊んでいるものもあります。

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shinoさんのチョーカーはさまざまな長さのご用意があります。太さも何種類かあります。お選びいただくとき、お好きな色合いを見つけていただくのはもちろんですが、長さや太さも大事なポイントになります。
「キュッと詰まった感じが好き」、「少し首から離れたほうがいい」などそれぞれの方で違うだけでなく、いつもは短めを選ぶのにこれは長いほうがバランスが良さそう、といった新しい発見をすることも。気になるチョーカーがありましたら、ぜひご試着いただき、お気に入りを見つけていただければと思います。

※今回販売させていただくチョーカーはすべて1点もので、先着順のお買い求めとさせていただきますことをご了承ください。
※価格は、シンプルなチョーカー:¥15,750~、ボタンのついたチョーカー:¥18,360~(¥20,000代が中心)、ブレスレット:¥7,900~(すべて税込)となります。
※shinoさんは会期中在廊の予定です。
取材:田中真理子