特集 “大橋歩展@代官山 蔦屋書店”へのお誘い
第1話 企画にわくわく
8月。大橋の事務所で打ち合わせ中の3人が見ているのは『平凡パンチ』の全表紙イラストで構成したポスター。2009年に三重県立美術館で開催した大橋歩展の時に制作したカタログの付録で、今回のフェアでそのカタログを限定販売いたします。
ひとりでたちあげた『アルネ』。編集の過程で紙を切って手作りしたダミー本や、撮影した写真を切り貼りしたノートなどは2号館1階のギャラリーBに展示予定。
代官山に2011年12月にオープンした代官山 蔦屋書店。旧山手通り沿いにガラス張りの3棟が並び、その北側はレストラン、ショップ、イベントスペースが集合する代官山T-SITE。いつも大勢の方がいらしています。
2号館1階のマガジンストリートです。全館で約15万冊の本や雑誌を扱っていますが、本のセレクトは各コーナーのコンシェルジュが担当。新刊に限らずオリジナルな視点で選んでいます。
2号館2階のラウンジ「Anjin」はとても贅沢な空間。棚には時代を象徴する雑誌のバックナンバーが並んでいて閲覧することができます。トークイベントの会場はここです。
『平凡パンチ』のコーナーです。合本になっているバックナンバーがほとんどですが、『平凡パンチ』は1冊ずつ手に取りやすいように並べられています。奥が勝屋さんが下敷きにしたかった女性の表紙ですね!
担当の料理フロアで勝屋さんを撮影させていただきました。料理本だけでなく暮らしまわりの本もたくさん扱っています。「いい本、生活の達人たちの本をお客様の手に届けたい。そのために本を選んだり、並べ方を工夫したり、イベントを催したりするのが仕事です」。
マガジンストリートや料理フロアに並ぶ大橋の本から勝屋さんがおすすめの3冊を選んでいただきました。左から『トマトジュース』(講談社1972年。「独特な言葉遣いで正直に女の子の気持ちが語られている、大橋さん初のエッセイ本です」)、『おしゃれ手紙』(柳生まち子さんとの共著・マガジンハウス1991年、「(勝屋さんが)初めて大橋さんと仕事をさせていただいた本。仕事場に原稿をいただきに行ったのがなつかしい!」)『早くお家に帰りたい』(アルネBOOKS 2010年「『トマトジュース』の女の子が素敵な大人になったんだなあと思う1冊です」)
今回は通常書店には並んでいない本もご覧いただけます。左は『平凡パンチ大橋歩表紙集』(イオグラフィック)、『大橋歩 わたしの時代 1962-2009』(三重県立美術館での展覧会カタログとして製作)
 
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