シンプルな着こなしで造形を際立たせて
あさって27日(木曜日)からイオショップ&ギャラリーで始まる山田さきこさんのアクセサリー展。特集第2話では、イオグラフィックのスタッフが山田さんのネックレスやブローチを実際に身につけた様子をご紹介します。みんな山田さんのアクセサリーは初体験でやや緊張気味。でも、へんでおもしろいアクセサリーは、実はとてもおしゃれなアクセサリーだということがお伝えできるのでないかと思います。
まずは山田さんのかぎ針から生まれるアクセサリーの中でもその造形が印象的な、黒いネックレスからご覧ください。連なるかたちやボリューム、長さはひとつひとつ違います。使用する糸によって、ちょっと光沢のあるもの(シルク)と、マットな仕上がり(綿)の2タイプがあります。
はっきりした色を楽しむアクセサリー
造形とともに山田さんのアクセサリーを特別なものにしているのは、その色使い。「色も、色合わせも好きなんです」という山田さん。なかでも好きなのはきれいな色、はっきりした色、そして「キョーレツな色 (笑)」。山田さんのアクセサリーが大きいのも小さいのもぱきっとしてひるむところがないのは、黒や白も含めて、色のインパクトが大きいようです。
「編んでいたら止まらなくなって大きな座布団みたいになった(笑)」という堂々として、でもユーモアのあるネックレス。¥38,000
白黒なので赤のタートルともあわせやすい。どーんと大きいけれど、中が空洞で軽くつけやすい。
カラフルなレース糸でおいしそうなかたちを編みつなげたロングネックレス。これも軽い!¥32,000
それなりにボリュームがあるのですが、上のネックレスと比べるとおとなしく見えてくるのが不思議。¥30,000
長さ約10㎝の大きなブローチ。「付け方は好きにして欲しい」と山田さん。ベーシックな
紺の製品洗いジャケットの雰囲気が一変します。
つけるとわくわく! 複雑なかたちは細い糸をきつくきつく編んでつくられます。(手前)¥28,000(奥)¥32,000
小さなピンブローチとピアスはクリスマスプレゼントにも!
最後にご紹介するのは小さなピンブローチとピアスです。小さいけれどかたちは複雑。何色も使っているので手間がかかることは大きなアクセサリーに匹敵するそう。小さい中に山田さんのいろいろが凝縮されています。大橋はこの小さなピンブローチが大好きで「おもしろいねえ」と言いながら毎日のように1個、2個とシャツの襟につけています。その付け方が端っこにぶら下がっているようでかわいい! そしてそれを真似したいので今回の展示でぜひひとつは買いたいと、特集担当は狙っています。ふたつ欲しくなったら「だれかのクリスマスプレゼントに」と言い訳もすでに用意しています。
さて、今回イオギャラリー&ショップで初めて展示をしてくださる山田さきこさん、いつもは「京都からめったに出ない」そうですが、初日の11月27日(木)、28日(金)は在廊なさいます。おもしろくて元気になれるアクセサリーが並びます。ぜひおいで下さい!
黒いピアスは今回の展示会で初登場。人気がでそう。各¥6,800
ひとつだけ、片耳だけでももちろんすてきですが、他のシンプルなピアスと組みあわせたり、ふたつ片方につけたりしても。
耳の輪郭からぴっと飛び出すようにつけたカラフルなピアス。縦にしたり斜めにしたりはお好みで。
ぜいたくな3個づけ。複数あると色合わせのバリエーションが楽しい。
これが大橋の絶妙な端っこづけです。簡単なことなのですが、ブローチに動きが出ます。
京都のイオプラスでお話を伺った時の山田さん。ピンクのカーディガンの上に3つのピンブローチをつけておいででした。色も、位置もさすがのバランスです。
取材:田中真理子