10月10日(木曜日)から始まる彫刻家掛井五郎さんのアクセサリー展。特集第3話では、そこでご紹介する作品をご覧いただきたいと思います。どれも胸につけると元気になれる、アートのちからを持つアクセサリーばかり。ひとつひとつ掛井さんが蝋でかたちをつくり、専門家がそれをもとに型を抜き、純銅を流してかため純銀メッキをほどこしています。
今回の展示では1990年代から今までにつくられたもののなかから26点を選ばせていただきました。どれもうしろにチェーンを通す穴とピンがついていて自由にアレンジすることができるのもうれしい。

最初に“ひとシリーズ”です。
左から「旅」横約7㎝¥15,750。「小さい人」横約6㎝¥15,750。次の縦長のレリーフには「2000 KAKEI」とサインがしてあります(紐は別売)。縦約12㎝¥17,325。右端は顔が4つあります。どこを上にしてもいい。横約8㎝¥18,900。イオグラフィックのスタッフや知人が好きなものを選んでつけてみました。

黒い革ひもを使い、ネックレスにしてさげた荻原。「これはどちらを上にするかで手が上がったりさがったり。陰と陽みたい!」

知人の伊藤さんはシンプルなレリーフを選び、ボーダーの胸にしゅっとつけてみました。柄ものの服にも似合います。

「ニットにつけると下に隠れてしまうから」と「小さい人」をa.のメルトンショートコートの襟に。冬の外出がうきうき。


(写真左)“動物シリーズ”もいろいろあります。上から「かめ」縦約5㎝¥15,750。「ロバ」横約8㎝¥18,900。下の大きな犬は今回の展示のなかではいちばんどーんとしています。横約12㎝¥22,050
(写真右)伊藤さんがつけているのは「ロバ」です。ピンのさし方でうつむきかげんがかわります。


(写真左)左から「蝶」横約8㎝¥18,900。「ヴァイオリン」縦約9㎝¥17,325。「へび」横約9㎝¥17,325。掛井さんのアクセサリーは女性だけでなく、男性にも似合います。また、アクセサリーとしてでなく、額装して飾られる方もいらっしゃるとか。いろいろな楽しみ方ができます。
(写真右)スタッフの近藤は「巳年うまれだから」と「へび」を胸につけました。そんなふうにどなたかにちなんだものを選んでプレゼントにしてもきっと喜ばれます。
※掛井さんのアクセサリーはイオショップ&ギャラリーでご覧いただき、注文制作をいたします。お届けするまで約1ヶ月半を予定しております。クリスマスにはじゅうぶん間に合います。
取材:田中 真理子