「ブルックリン・リボンフライ」があるのは駒沢公園にほど近い場所。おいしいものを見つけると誰かに教えたくなるに連れられて、イオショップ＆ギャラリーからてくてく歩いて数分。オープンテラス横のドアを開けると中には気持ちのいい空間が広がっていて、まずはそれだけでもワクワクします。
　このお店のスペシャルは店名にもなっているリボンフライとジンジャーエール。その時期に1番おいしいジャガイモを選び、ひらひらとリボンのように螺旋状にカットして揚げたリボンフライは、カリッとしたところはもちろん野菜っぽくジューシーなところもおいしくてやさしい味。山盛りがあっというまになくなります。一方オリジナルレシピでつくるジンジャーシロップを使ったジンジャーエールはスパイスが効いた大人の味。リボンフライとの相性はバツグンです。
　オープンは昨年11月。 ここにお店を開くと決めたのは”暮らし”がある場所だったこと、そしてジンジャーシロップのファクトリーを併設できるスペースがあったから。 「地元とのつながりを大事にしたい」とお店で出すバーガーのバンズや焼き菓子は近所のベーカリーにオーダー。大きなテーブルで相席になったお客さん同士がちょっとしたきっかけで話を交わすシーンも増えてきたと言います。
　ところでこのお店でが1番好きなのは「ブルックリンシーザーサラダ」。パルミジャーノがたっぷり載ったロメインレタスの葉を1枚ずつ手で持っては口に運び 「これはいいわ！」と嬉しそう。リボンフライも手で食べていました！

　洋食好きのスタッフがオムライスが食べたくなるとランチに訪れるのが「ライスカフェ」。「ボリュームがあるのに気がつくとぺろり」との情報を確認すべく取材に伺いましたが、確かにこれは、巨大！ 長さがゆうに20cmを超えています。「これにスープとサラダが付いて￥780というのも毎日のことだからありがたい」。
「ごはんをしっかり食べて欲しい」との思いから名付けたというお店は、ごはんのメニューが豊富です。トマトケチャップたっぷりのオムライス、野菜のおかずがいろいろついたナシゴレン、風邪ひきさんのためのおじや……。嬉しいのはどれも料理上手の友だちが腕をふるってつくってくれるようなラインナップなこと。ゆるーい感じのインテリアも誰かの家のリビングルームのようで、とてもリラックスできます。
　駒沢にオープンして15年。深夜25時まで営業しているので、仕事終わりに毎日のように寄って帰るお客さんもいるそう。お腹がすいている方、ローカルな雰囲気に触れたい方におすすめしたいカフェです。

こちらからご紹介したお店のマップがご覧になれます。2013、2014の特集もあわせてご利用ください。