特集 駒沢ガイド
大橋のイラストマップはこちらからご覧下さい。
第1話 駅周辺のおいしいものやさん
  • 駒沢大学駅東口を出て地上に上がったところに「住吉書房」があります。本屋さんでの待ち合わせが好きな人はここで。
  • イオショップ&ギャラリーの前の通りは「自由通り」という名前です。駒沢公園を経て自由が丘まで続いています。
  • スーパーマルエツの店頭では季節になると焼き芋を販売していて、いつもおいしそうな匂いがします。大橋はこの匂いが大好き。
  • イオギャラリー&ショップです。白いファザードと大きな窓、赤いバッグの看板が目印です。
スタッフのおすすめをご紹介します!
 イオグラフィックのショップ&ギャラリーがあるのは、東京都目黒区東が丘2丁目。住所表示からはピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。渋谷から東急田園都市線で3つ目の「駒沢大学」が最寄り駅で、そこから歩いて3分ほどで着きます。案外便利なのですが、ターミナル駅でもないし、周囲は住宅街。なかなかついでのある場所ではないので、イベントや展示会などに来ていただくのがたいへんかもしれません。
 でも、ここにショップ&ギャラリーと事務所を構えて6年、スタッフも通い慣れるうちに大好きなお店ができました。また駒沢公園もこれから散歩にいい季節になります。そこで今回はスタッフ推薦の、ご近所のおいしいお店のガイドを企画。点ではなく、線として周辺を楽しんでいただければ、と思います。
 第1回は駅周辺、第2回は駒沢公園周辺を中心にご紹介。特集のタイトル下と第2話の最後に大橋のイラストマップがあります。
  • シフォンケーキの「フワリ」はほんとうにお隣さん。オープンは2006年。駒沢歴はイオショップ&ギャラリーの1年ほど先輩です。
  • メニューはシフォンケーキが4~5種類と、フォカッチャサンド、アイスクリーム、それにコーヒーを中心とした飲み物。エスプレッソ¥300、カプチーノ¥340。
  • シフォンケーキの種類は定番のプレーン、ミルクティー、ココア、バナナに、季節のスペシャルが加わることも。一切れ¥380~。これは桜の季節限定の「さくらあんこシフォンケーキ」¥440。
  • これがハーフサイズのパフェです¥500。アイス、シフォン、バナナ、コーンフレークス、チョコレートシロップの不滅のコンビネーション。
  • 店内のカフェコーナー。小型犬の入店もOK。
  • 牧野さん。ケーキづくりから接客までこなします。「ひとりでできることを、こじんまりとていねいにやっています」。目黒区東が丘2-11-15 tel 03-6276-2110
    10~19 月曜休 http://www.chiffon-fuwari.com
「フワリさんがあってよかった」
「シフォンケーキfuwari」
 最初にご紹介したいのはイオショップ&ギャラリーのお隣さんでもある「フワリ」です。ここはシフォンケーキとコーヒーの店。店長の牧野さんが作るシフォンケーキはその名のとおり、ふんわりしっとり。デザイナーのダニエラ・グレジスさんも大ファンで、お土産に買って帰るほど。大橋曰く「不意のお客様でも、フワリさんがあるからあーんしん」。
 いくらでも食べられそうなやさしい味の秘密は山梨県の白州郷の牧場から仕入れている平飼いの鶏の卵。コクがあって生臭みがありません。お昼に少量並ぶホームメードのフォカッチャのオムレツサンドも、アイスクリームもこの卵を使っています。
 スタッフのおすすめは、シフォンケーキとアイスクリームの両方が味わえるパフェ。「グラスにこんもり盛り込まれた姿もかわいい。デザートとしてちょうどいい量のハーフサイズがおすすめです」(大橋・スタッフ江上)。
左が庄子のいち押しの「レッドカレー」。茄子、タケノコ、鶏肉、パクチー入り。ココナッツ風味でマイルドタイプ¥800。右はスタッフの荻原・梅田が大好きな「カントリー」。インゲン、絹さや、キャベツ、茄子などいろんな野菜がたっぷり¥800。どのカレーもあっさり系、ゆで卵半分がついてきます。
  • 右がピキヌー入りナンプラー。庄子はこれくらいごはんに載せて自分の味にしますが、とても辛いので初めての方は少しずつお試しください。カレーについてくるごはんは普通盛りと大盛りがあり同じ値段。私はいつも大盛りです。(庄子)
  • カレーが好きでいろいろ食べ歩いている庄子。「でもここが一番おいしい!」とうれしそう。大盛りを難なく平らげました。
  • すでにアジアの魔窟の雰囲気が漂う「ピキヌー」の入り口。ちょっと通りから入ったところにある建物の1階です。
  • 店内のインテリアはタイから買って帰ったものを中心に。「でもそのまんまじゃなく自分たちの感覚で」と千鶴さん。
  • 店内の棚には、タイの旅関連の本や雑貨がぎっしり。
    世田谷区駒沢1-4-10
    tel 03-3422-7702
    11:30~15(平日)・12~15(土・日・祝)/18~21 火曜・水曜休
    http://www.pknoo.com
女性に人気、魔窟の絶品
「タイカリーピキヌー」
 駒沢大学駅からちょっと入ったところに地元で人気の食べものやさんが軒を連ねる裏グルメ通りがあります。そのひとつがタイカレーの専門店「ピキヌー」。「サーブしてくれる女の人に仕切られがち」「お休みが不定期」などスタッフの間で話題になることもありますが、お肉を食べないので行ったことのない大橋以外、イオグラフィックの全員がリピーター。それぞれに好きなメニューがあります。
 カレーは8種類。いずれもスパイスやハーブ、ココナッツミルクなどを組み合わせたスープカレーで、ごはんが別皿でついてきます。一時は週3で通っていたというスタッフの庄子が食べ方指南を紹介します。
 「まず、ゆで卵をカレーの中に浸して育てます。次にごはんの上に細かく刻んだ青唐辛子入りのナンプラーを好みの量かけて自分の味にして、カレーと一緒に食べます。口が辛くなったら卵を食べてもいいですが、締めに育てた卵をいただくのがたまらなくおいしいので、ぜひ残しておいて下さい!」。
 お店を営むのはタイとタイ料理が大好きな山口さんご夫妻。年に1、2回タイに「修業」の旅を続けています。メニューに「今月のアロイ」とあったので、「アロイって何ですか?」と訪ねると「タイ語でおいしい、の意味。ピキヌーはナンプラーに入っている唐辛子の意味」。質問する前に妻の千鶴さんが教えてくれました。
  • サザエさんに出てくるような店構え。開業は昭和39年。東京オリンピックの年で駒沢競技場もにぎわっていたそう。
  • 店内です。奥に厨房、さらにその奥で「そばも、うどんもラーメンも製麺しています。手打ちじゃないけどね」。
  • 「冷しきのこおろし」は¥900。これはスタッフの亀田の好きな別盛り。頼むとやってくれます。淡泊な色のそばは、つるっとのどごしがいい。
  • 人気の「小天丼付きもりセット」¥1100。天丼のたれは、独立する時に修業していた店から分けてもらったものを継ぎ足して使っています。
  • ご主人の森山さんは新潟県出身。増田屋という店名は修業先ののれん分けで関東一円に多いそうです。
  • 習字の先生に頼んで書いてもらっているお品書き。世田谷区駒沢1-4-8 木曜休
    tel 03-3414-7653 11~15/17~20:30
まちの頼れるおそば屋さん
「増田屋」
 のれん、木の引き戸、ショーケースの蘭の花、配達用のカブ。街のおそば屋さん、というにふさわしいトラディッショナルな店構えの増田屋もこの裏グルメ通りにあります。ここもお昼時には近所のサラリーマンでいっぱい。「うちはまちのそば屋だから特別なことはないの」とおかみさんは言いますが、だから食ベあきないし、応対から伝わってくる家族経営のあったかさが魅力。それにひかれてお弁当派のスタッフものれんをくぐることに。
 梅田は麺と丼の両方が楽しめるセットものを、石井は「日替わりまかない定食」と「カレー蕎麦」をよく頼んでいます。
 「まかないって言葉を使ったのはうち早かったの。もう10年ぐらいになるから。ファミレスにお客さんをとられちゃって、なんとかしなくちゃと思っていた時にお客さんに『それおいしそうだね』と言われたのがきっかけ」。それが看板メニューに。メイン、ごはん、みそ汁、小鉢2品、それにおしんこととおそばがひと口付きます。
 これからの季節におすすめの冷しものも選ぶのに迷うナイスなラインナップ。揚げ餅の載った「冷し力うどん」、ミョウガがたっぷり載ったごま油風味「梅サラダそば」、そして「冷しきのこおろし」…。大橋は昨夏は「梅」、最近は「きのこおろし」がブームのようです。
  • 季節のフルーツを使ったサラダはなにかしらメニューに。これは「ネーブルと金柑、セロリのサラダ」¥650 彩りがきれいでさわやか。自家製のパンともぴったりでワインがすすみます。
  • テーブルとカウンターあわせて全部で10席。お客さまは夕食もかねる方から、遅くにいらして食後のワインを楽しまれる方までさまざま。
  • 本日のメニューを書き出した黒板には、季節のおすすめなどおいしそうなものがいろいろ。おつまみは¥300台~。
  • オープンは2010年5月。ミャンカーは沖縄の昔の言葉で猫のことだそう。「ネコが好きで、言葉の響きやどこの国のことばかわからないところが気に入って店名に」。
  • 店主の倉井さんご夫妻。ご主人は脱サラして飲食店をやろうと決意。ワインショップなどで働くうちに添加物の少ない自然派ワインに魅せられたそう。「飲み疲れや二日酔いになりにくいんです」。
  • 店主は村上春樹さんのファン。「村上ラヂオ」の猫のポストカードをお店の中に飾ってくださっていました。
    世田谷区駒沢1-4-7
    tel 050-3713-9686
    18~25 火曜、隔週水曜休
    http://miankah.petit.cc
自然派ワインと季節の料理
「miankah ミャンカー」
 「『ミャンカー』はずっと気になるお店でしたが、お昼はやっていません。仕事終わりに前を通ると、灯りがついて中から楽しそうな雰囲気が漂ってくるのですが、常連さんかな?となかなか立ち寄れずにいたのです。でも先日入ってみたら店主ご夫妻は気さくな方、ワインも料理もおいしい!」。今まで行かなくて失敗、と江上。
 オープンしてもうすぐ3年。店頭の看板には「自然派ワインとお惣菜の小さなワインバーです」と書いてあります。
 「自分を基準に、敷居が高くなく、かといって安さを売りにすることなく『普通』のお店をつくりたいという思いで、ワインリストやメニュー、雰囲気を考えています」と店主の倉井さん。グラスワインは常時12~15種類を用意。野菜や果物を生かした旬の料理が人気です。メニューに登場する「用賀産の野菜」はお父さんが作ってらっしゃるものだそう。
 「これからの季節、ワインはロゼ、軽めの赤、白はオレンジがかったきれいなものがおすすめですね。たけのこ、春キャベツ、そら豆、新ジャガなど旬のものがメニューに出始めます」。ごくり。
  • 店内です。フルーツをあしらったケーキも多く、季節ごとにラインナップが変わるのも楽しみ。
  • フィナンシェやマドレーヌなどベーシックな焼き菓子もいろいろ。「パッケージも上品でちょっとした手みやげに買い求めます」(梅田)。
イオグラフィックのおやつの定番。正しくはシューアラクレーム。食べ飽きない味です。¥189という価格もうれしい。
  • お店の前がテラス席になっています。大型犬といっしょの方は、こちらで。カリブ海に浮かぶジャマイカ島をイメージしたアザラシが目印。
  • アメリカのビールが各種揃っています。クーラーが店内にあり、カジュアルな雰囲気。
  • 店内で食べるジャークチキンセット、ミニカレー付きです。これはMサイズ¥950、Lは¥1150。ココナッツミルクで仕上げたまろやかなカレーもおすすめ。テイクアウト可。
  • アボカドシュリンプサンドプレートです。¥920。ポピーシードたっぷりのベーグルは調理してすぐに食べて欲しいのでテイクアウトはしていません。
  • 世田谷区駒沢1-5-9 1F
    tel 03-6805-2981
    11:30~15:30/18~23:30 木曜休
    http://brooklyndiner.net
力仕事の日はここでエネルギーチャージ
「ブルックリンダイナー」
 駒沢ガイド、第1回の最後のお店は、国道246号線沿いにある「ブルックリンダイナー」です。ここの名物はジャークチキン。いろいろなスパイスで味付けしスモーキーに焼きあげた鶏肉で、ジャマイカのソウルフードだとか。「これが皮はカリッと香ばしく、中はジューシー。一度食べると記憶に残る味です」(スタッフ・石井)。
 イオグラフィックでは、年に2回の「大人のおしゃれ」の梱包・発送日にこれを食べてエネルギーを補給します。
 つけあわせは、キドニービーンズ入りのごはん、マッシュポテト、そしてグリーンサラダ。ぱらぱらっと炊き上げたココナッツ風味のごはんや、シンプルなポテト&サラダがチキンとぴったり。ケチャップやペッパーソースで好みの味にしていただきます。お肉が苦手という人は、大橋のように「アボカドシュリンプサンドプレート」を注文してください。店内で焼いているベーグルはしっかりもっちり。こちらも食べごたえがあります。
 ニューヨークのブルックリンにあるようなお店をイメージした店内はフランクで、Wi-Fi完備。チキンは注文が入ってからグリルするので、サーブされるまで少し時間がかかりますが、その分ゆったりと時間が過ごせます。



*掲載金額は2013年4月の情報です。
 
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