イオショップ&ギャラリーでshinoさんの展示会を開催させていただくのは2009年、2011年に続いて今回で3回目になります。芯になるコードにチェコのガラスのビーズを巻き付けてひとつひとつていねいに手づくりされているshinoさんのチョーカーは毎回大人気!
ベースになる手法は同じだし、使っているビーズはシンプルな粒々です。でもだからこそ配色のバランスや、アイディアをプラスしたりプラスしすぎないセンスから、ひとつとして同じもののないチョーカーがうみだされるのは圧巻! それらがギャラリーにずらりと並んだようすを見るのは楽しいし、自分に似合うもの(必ずあるのが不思議です)を探すのも楽しい。つけやすく、つけると元気になれる。だからひとつ持っていてもまた足を運んでくださる方が多いし、お知り合いがつけているのを見て欲しくなる方もいらっしゃるのです。
ビーズのカジュアル感やかわいらしさはそのままに、ビーズのアクセサリーのイメージをぐっと変えてみせてくれるshinoさんのアクセサリーには年齢や性別を越えたファンがたくさん。大橋も“おっかけ”のひとりです。
今回はshinoさんに「長年集めてきた襟章(ピン)をテーマにしたチョーカーをご紹介したい」とお話をいただき大橋もスタッフも楽しみにしていたのですが、帰国に先がけてプラハから送ってくださった写真を見て大きな歓声があがりました。第1話ではそれらをたっぷりご覧いただきたいと思います!
日本語に訳すと「りんご町」という名前のチェコ北部の町のピン。shinoさん、赤と緑のビーズでりんごをつけています!
りんごのチョーカーは左にもりんごが!緑と青のコントラストが鮮やか。中欧の空と大地?イメージが広がる~。
靴製造卸会社の襟章。形と色にあわせビーズを配し、ピンをバッグアップ。黄色は今shinoさんが気になる色のひとつ。
うさぎに車輪の襟章。何のピンかはわからないけれど、どれもきれいな色。それぞれになじむビーズを選んで連作に。
乙女心をぐっとつかまれる雪の結晶モチーフ。白いマットなビーズの中に時々光るビーズが点在しています。
雪の結晶のチョーカーはつけるとこんな感じ。乙女、と思いましたがアイスブルーがのぞいてきりっとしています。
チェッカーのバランスがおしゃれ。「襟章の色やイメージから全体をまとめていく作業は楽しかった」とshinoさん。
「ヨットが趣味の人にプレゼント」。そんな選び方もいいですね。チョーカーのビーズはブルーのグラデーション。
保存食関連の会社のピンはきのこ柄。きのこ型のハンドメイドのガラスビーズをあわせて。色あいはシック。
この列の3点は大人っぽく地味派手。黒やグレーと光るビーズやパーツをミックス。パーティーにも。
時計会社のピン。ホワイトゴールド色のリングにはメガネをかけてお使いの方もいらっしゃるそう。
3角形のピンとビーズで動きを出したチョーカー。本体は白と濃紫。白いビーズは黒い糸でつなげ、全体を落ち着いた印象に。
これは大作!チェコの温泉地K.VARYの紋章に刻まれた鹿から発想を広げ、象やカバなど動物のパーツを集めて構成。
蚤の市や地方のアンティーク屋さんの隅っこからshinoさんが発見したパーツばかり。少し長めなのがいいバランス。
これもフェルト台の上にピンやビーズをアレンジ。ビーズはレンガ? 工具を肩にした人たちが並んで建設作業中?
shinoさんはプラハ在住25年。写真はプラハ市内で開催される蚤の市で襟章を物色中のところを、友人に撮影してもらったものだそう。襟章はコレクターアイテムなので蚤の市には専門に取り扱う出店もあるほどですが、これは! と思うものとなると少なく、集めるのには時間がかかったそう。現在のチェコ共和国になる以前、チェコスロバキア時代のものが多いと言います。11月6日からの展示会にはshinoさんが在廊。時間のある限りそんなお話も伺えるかと思います。
ČSA(チェコ航空)のピンバッジを左右に2つ。それをつなぐ白いビーズは飛行機の軌跡?
こちらも航空会社のピンですが、6つ重ねづけ。ポリエチレンフォームをカットした飛行機に載せ甘さ控えめにしています。
shinoさんがゼリービーンズと呼ぶカラフルなビーズの中に花瓶の形のピンが埋もれています。おもちゃっぽさが魅力。
※ご紹介した襟章のチョーカーはすべて1点もので、¥15,750~¥31,500(税込)となります。第2話ではシンプルなチョーカーや、チョーカー選びについてのお話をお届けします。お楽しみに!