今回イオショップ＆ギャラリーで開催される「しょうぶ学園ヌイ・プロジェクトのシャツ展」では、36枚のシャツをご覧いただく予定です。布の工房で日々針を運ぶ14名のメンバー（園生）がそれぞれのペースで描き出す糸の世界。それを引き受けて5名のスタッフがミシンワークで仕上げたシャツはどれも力強く、袖を通すと元気が出ます。この特集ではそのなかから18枚を写真でご紹介させていただきますが、やはり実物の見応えにはかないません。ぜひ会場においでいただき、間近に見て感じていただければと思います。
　布の工房では、何にどう刺繍するかはひとりひとりの園生しだいですが、スタッフがメンバーに「シャツに刺しゅうしてみる？」と誘い、その気持ちになった方にシャツをお渡しして制作がスタートするそうです。シンプルな白いシャツが主ですが、綿素材だけでなく麻もあり、黒もあってサイズもさまざま。同じサイズでも刺繍の仕方、糸の引きぐあいなどで大きさが違ってきます。また、他の布に刺繍したパーツをスタッフがシャツにパッチワークして仕立てたものもあります。写真の説明の最後に（作者名〈メンバー×スタッフ〉、価格）を表記しています。価格は税込です。