大橋が京都にイオプラスをオープンしてもうすぐ1年になります。仕事で通うことが増えた京都に家を持ち、ご縁があって御幸町通の町家の2階にショップ&ギャラリーを開かせていただきました。慣れない場所で不安は大きかったのですが、たくさんの方にお力添えいただき、1周年を迎えられたことをスタッフ一同感謝いたします。
今回イオプラスでは1周年を記念し、作家やアーティストの方にお願いし、特別なバッグやアクセサリーを販売させていただくことになりました。どれも素敵なものばかりです。特集ではそのラインナップをご紹介したいと思います(価格はすべて税抜きで表示しています)。

動物シリーズより「ロバ」。
縦×横 7.5×9㎝ ¥21,000

「こぼれるスプーン」。
縦×横 12.5×3.7㎝ ¥23,100

愉快な表情をしたクロスです。
縦×横 9×5㎝ ¥18,000

「ダンス」。“KAKEI 2000”と記されています。直径約6㎝ ¥18,600

「わんちゃん」。
縦×横 3.7×5.5㎝ ¥16,500

狼でしょうか。石ころでしょうか。
縦×横 6.5×9㎝ ¥21,000

「アクセサリーは歩く彫刻。身につけて持ち運べる作品は楽しい」とおっしゃる
掛井五郎さんのブローチは、掛井さんがひとつひとつ蝋でかたちをつくったものに忠実に専門家が型をおこし、純銅を流し込んで制作しています。これまでご紹介していたのは純銀メッキをほどこしていたのですが、今回は純金メッキ。身につけるとその周囲が灯りをともしたように明るくなります。動物やクロス、そしてカトラリーなど全6タイプ。どれも後ろにピンと、ペンダントの紐を通す穴がついています。
イオショップ&ギャラリーで展示をすると毎回大盛況となる
shinoさん。今回プラハから送ってくださったのは20本のピンでした。チョーカーと同じようにひとつひとつにビーズが巻かれていて、どれもとてもきれいな色あいです。このアイディアはshinoさんのオリジナル、シンプルなピンは大橋がお渡ししたものです。
「イオグラフィックの限定アイテムとしてつくりました。チョーカーに比べて長さが短いので色のバリエーションが出しにくかったり、ビーズを巻き付けにくかったりと難しいところがあるんです」とshinoさん。「でも何かを留める役割だけでなく、アクセサリーとして胸元や帽子につけるなど、いろいろ好きにお使いいただけると嬉しいです!」。
山田さきこさんが糸とかぎ針でつくるアクセサリーはイオプラスに常設で置かせていただいています。でもネックレスは人気で長く店内に留まることがありません。今回届けていただいたのは5本で、特別にゴールドとシルバーの糸で編んだものが3本。これまでアクセサリーの一部に金糸、銀糸を入れたことはありましたが、それだけで編んだのは初めてとのこと。「でもうまくいったと思います、自分で言ってはいけませんが(笑)」とユーモアを交えて山田さん。つけると楽しさだけでなく、はなやかさも胸元から広がります。

白×黒のぱきっとしたストライプ。布のはぎ合わせ方で動きが加わりました。

黒と紺のリネンをボーダーにパッチワーク。ショルダーの一部に包帯のように生地が。

ボーダーにパッチワークしたり、ボーダーの生地を生かしたり。リネンとコットン。
- こちらは四角のパッチワークです。ストライプがそっとアクセントに。
- 黒と紺の36枚のいろいろな質感の布をパッチワークして作っています。もこもこした布も混じっていてちょっと秋の気配。
「2」は藤田真由美さんと渡邉知栄さんのユニット名。畳んだ時も、中にものをいれてふくらんでいる時の様子もまさに紙風船のようなバッグが
「自転車バッグ」と名付けられているのは、つけたときの軽快感にちなんでいます。太いショルダーを斜めがけにすると体にフィット、両手が自由になるのです。同じ型紙からつくるのに1個ずつ布使いが違うのもバッグの大きな魅力。おふたりがいつもイオプラス用につくってくださるのは、モノトーンの色合わせ。パッチワークや“ひねり”が楽しい5 点が揃いました。価格はすべて¥18,000
「how to live」のバッグはイオプラスの人気アイテム。いつもショップの壁にかけられているのは、金・銀の箔プリントのアイテムがメインですが、1周年イベントでご紹介させていただくのは「The Linen Canvas Seed Sack」。「田畑に種をまく人が使っているバッグをイメージしてつくりました。自由で楽しい種をいっぱい蒔きましょう」と話してくださったのは「how to live」を主催する勝屋まゆみさん。「たくさんものが入りますが、少ない時は布を一枚身にまとうような感覚で使っていただけたらと思います」。素材は1835年創業の英国ハードマンズ社の11号リネンキャンバス。丈夫でそのままでも雰囲気がありますが、使い込むと風合いが増します。
- 大きな黒と白のまるのプリントつき。サイズは縦×横45×56㎝。スタッフの野上は身長160㎝です。肩ひもの長さは結んで調節。黒の丸タイプにはショルダーにリングがひとついています。各¥22,000
- 光沢のあるアイリッシュリネン。長年リネンを見て来た勝屋さんが「いい生地」と太鼓判。

特集の最後にご紹介させていただくのは、イオプラスオリジナルのアイテムです。大橋のイラストや版画をシルクプリントしたトートを始め、洋服も揃っています。会期は週末の3日間ですが、8/29(土)は大橋も在廊、お待ちしております!
- 大橋が鉛筆で描いたクマのイラストをシルクプリントした「プリント手さげバッグ大」(縦×横 約32×39㎝ ¥2,900)と「プリント手さげバッグ小」(縦×横 約30×27㎝ ¥2,300)があります。小は「アリンコ」と名づけられた版画がもとになっています。このモチーフは新しい秋冬の長袖Tシャツにも登場します。こちらのプリント手さげバッグはイオショップ&ギャラリーとネットでも28日(金)に発売します。
- クマは「大人のおしゃれ11」の表紙に登場しています。撮影の際、大橋が小さく描き拡大して貼ったクマともたいさんがやりとりをしてくださった。それがうれしくて「11」発売にあわせて今度は鉛筆で大きく描き、イオプラスの壁にディスプレイしました。大橋と似ているクマです。

1周年にあわせてa.のイオプラスオリジナル服もおつくりしました。その中からいくつかご紹介します。白×黒ギンガム、リネン100%の丸襟シャツ。まだ続く残暑の時期に。XS、S、Mの3サイズ ¥23,000

薄手のウール。赤×緑のタータンチェックのタックスカートとパギンスです。サイズはそれぞれS、M。スカート¥28,000 パギンス¥23,000 パギンスは左右のチェックの柄合わせをわざと違えています。

同じく薄手のウールのタータンチェック。サルエルパンツは緑×白です。サイズはS、M ¥25,000
取材:田中真理子