新登場の「ショートバルーンパンツ1」は少し張りのあるチノクロス。「ねじりスカート」は柔らかなウールビエラですが、裏地と一体化させ、ウェストと裾でぎゅっとねじってフォルムをつくっています。一見どちらも着こなしが難しそうですが、ボトム自体にかたちがあるので、腰回りやもものあたりを気にせずにはくことができるすぐれもの。新鮮なだけでなく、体型カバーもしてくれます。ボリュームがあるのでトップスを小さめにまとめ、メリハリをつけるのがコーディネートのポイント。モデルになったスタッフたちもうまく着こなしていると思いますがいかがでしょうか。

　今回の秋冬物のなかで大橋が一番楽しんでつくったのはこの「付け襟」のようです。「生地サンプルのなかに、かわいい “もけもけ”の布があったんです。これでなにかつくりたい気持ちと、a.には襟なしの服が多いので、マフラー代わりにもしていただけるかなという思いがあわさってできました。それとね、ふわふわして暖かそうな付け襟とか、マフって子どもの頃の憧れだったんです（笑）。これもふっくらさせたくて中に綿を入れました。手持ちの服に付けていただいてもいいと思うし、付け方もまっすぐだけでなく、ずらしてもかまわない」と大橋。「今回は何にでもあわせやすいグレーですが、もっとふっくらさせたり、赤でつくったり、今後もずっと続けていきたいと思っています」。
　20代～40代のイオグラフィックのスタッフはマフ、と言っても「？」という反応でした。でもこの付け襟は大好評。さっそく今シーズンの襟なしアイテムに付けてみました。これは楽しい！

　グレーや茶系の服が多い今シーズンのa. 。それにあわせて靴やトートの新色も発売になります。靴は定番の革の紐靴に茶色が、革のトートもこげ茶が登場しました。茶色の紐靴は、今回の特集でもすでにご覧いただいていますが、黒の紐靴がコーディネートをぴりっとさせるとすれば、全体をやさしく仕上げてくれるようです。