今シーズンもうひとつのオリジナルプリントは大橋の描いた9種類の花を、白地に黒、紫紺地に黒でプリントした生地です。小柄な花だからやさしいのですが、甘くはありません。よーく見ると花びらや葉っぱ、茎がドットやボーダー、格子で描かれています。いかにも大橋らしいというか、大人っぽくてモダンな印象を持っていただけると思います。このプリントでつくったのは長袖シャツと、半袖のワンピースです。
シャツは台襟つきの角襟、裾もシャツテール。メンズライクなディテールに、大きな白いボタンがちょっとかわいらしさを添えています。
ワンピースにはフリルがついていますが、片方だけなのでかわいすぎず、とりはずして着ることもできます。また黒いボタンできゅっと締まった感じになっています。
今シーズンのプリントの服もそうですが、大橋のつくる服はいつもたとえば「かわいい」と「大人っぽい」、「女らしい」と「男っぽい」、「ふんわり」と「きゅっ」といった一見相対する要素が混じり合っているのが魅力のひとつのように思います。同じ服が着る方の個性でぐんと違って見えてくるのは、そんなところに理由があるのかもしれません。
※ご紹介している価格はすべて税抜き表示です。
※2/19(金)まで高知の
「giggy2」で展示会をさせていただいています。お近くのかたはぜひおいでください。